どんぐり倶楽部、デンマーク式教育に沿って「あえて大学受験を目指さない」子育て日記。
トップページ > 教育についての考察 > 私の子育ての記録 > 宮本算数教室を知る テレビ番組「全力教室」を見て。
2014-07-31 15:48:33
宮本算数教室を知ったのは、娘が一歳半くらいの時でしょうか。
全力教室という番組で、宮本先生が芸能人達に向かって授業をされていました。
本当にたまたま見てたのですが、かなり面白い番組でした。
宮本算数教室は、非常に有名な塾だそうですが、関東でたった一人でされているそうなので、知る人ぞ知るみたいな感じなんでしょうか?
なにより、宮本先生のキャラクターと、一風変わった授業に、私も興味をそそられました。
宮本算数教室を存じ上げない方に説明しますと、宮本先生の授業は
主に問題を解いていくスタイルで、先生も解説は、黒板に式を書くだけがほとんど。
それでどうやって授業が成り立つかと思うんですが、これには仕組みがあります。
一番出来る子に合わせて授業が進んでいくので、落ちこぼれる子もたくさん出ますが、フォローもしません。
子供達は、置いて行かれるのが怖いので、ものすごい緊張感を持って、授業中に問題を解く方法を考えるのです。
そして、落ちこぼれたこには、さっさと退塾を進めるそうです。
私は、この方法をみて、「出来る子」にはものすごく楽しいだろうな・・・という印象を受けました。
宮本先生は、茶目っ気がある方のようで問題も一筋縄で解けない。そして、能力の高いライバル同士で、誰が一番早くに解けるかを、集中力フル回転で取り組む・・・
これは 元々素質がある子を、より高くに伸ばす教育と思いました。
落ちこぼれた子に、フォローなしで退塾を勧めた後はどうなるのかって事なんですけど、先着順で入塾できるような人気の塾なので、入塾を待っている子供がわんさかいるんです。
そして、宮本スタイルに適応できた子だけが残っていく。
落ちこぼれた子は その場で去って行く・・・
開成や麻布、筑駒なんて関東の有名中学の合格率がすごいって事で有名になったそうですが、それはそうでしょう。
このやり方だったら、数ある難関をクリアした精鋭達だけが塾に残っている事になりますから。
まーでも、宮本先生の場合は、お一人で経営されているのと、高い質の授業をするためには、このやり方しかないと割り切ってされているようなので、これはこれで十分ありだと思いましたし、先述のとおり、出来る子にとっては、楽しくて仕方がない環境だと思います。
そうそう、宮本算数教室で 特徴的な授業のことで、パズルの事を書くのを忘れていました。
小学三年生から入塾を受け付けているのですが、三年生は1年間パズルばっかりするんです。
強育パズル といって、ドリルやアプリにもなっているようなので、こちらのほうが有名なのかもしれません。
要はクロスワードパズルの算数版のようなのですが
なるほど、算数だけではなくて知恵や工夫がパズルでは必要なので、
1年間かけて数学の問題を解く際の閃きのような感覚を鍛えていくようです。
これもなかなか良く出来ているなーと思いました。
さらに、あまりにもこの宮本先生のキャラクターが濃いので、ネットなどのインタビューを読んでも面白く、宮本先生がかかれている教育の本「強育論」「超強育論」も図書館で借りてですが読んでみました。
次回はその感想でも。