宮本算数教室とどんぐり倶楽部の「意外な」共通点

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2014-08-01 13:21:49

どんぐり倶楽部と宮本算数教室。

「良質の算数文章問題」と「強育パズル、強育ドリル」

そして著者の糸山先生と宮本先生。

大きく方向性が違うようでもあるし、似ているようでもある。

赤の他人、教育のド素人でもある私なんぞに、似ているとかどうかとはご本人様には大変失礼を承知で、少しだけ思った事を書かせてください。

まず、私は早期教育を初めに、色々な教育本を読みあさってみたんですが、なかなか価値観の合う本がみつからないなか、
とっても為になった本が、宮本先生、糸山先生がそれぞれ書かれた本でした。

そして、著書以外にも、YOUTUBEやテレビ、インタビュー記事なども拝見して、お二人とも人物として非常に魅力的な方だなと思いました。

同時期にお二人を知り著書も並行して読んだ為、偶然にも、私はお二人の色々な共通点に気付いたんです。

まず、前提として宮本先生と糸山先生の、教育の方向性はかなり違うんです。まったく正反対なんです。

宮本先生は、言わば中学受験の塾のカリスマ。一方、糸山先生も元中学受験の塾講師でしたが一転、現在は中学受験は、思考力に弊害があるから反対のお立場。

まー、これは宮本先生の塾は、高い受験合格率を維持して経営が成り立っているので、受験反対とは言えないでしょうけど・・・。

でも、子供に対しての真剣さは一緒なんです。だからか、子供に対して制限することなどは、すごく良く似ているんです。

宮本先生は、著書やインタビューでだけですが、このように述べられています。

~~~~~~~~~~~~宮本先生のインタビューから抜粋~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

子どもが正しく成長するのに必要な3つの要素は睡眠、食事、運動で、学習は4番目です。この優先順位を間違えるとうまくいきません。私の教室では入試直前の6年生にも8時間睡眠を守らせています。学習は本能ですから前の3つがちゃんと満たされれば勝手に学習します。難しいことではありません。赤ちゃんを見習えばいいんです。毎日、必死に成長しようと努力をしていますね。「立て!」と言われなくても一生懸命、立とうとしますよね。それが学習の原点です。自分の意志で、興味を持って問題に取り組まないと学力は身につきません。場当たり的な詰め込みで成績を上げても入試には通用しません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

子供の成長には、
睡眠、食事、運動が最も大事だという点。
さらに、情報を付け加えますと、
宮本算数教室は、
小3が1時間半、小4以降が2時間半 たった週一回の授業に集中するスタイルです。

さらに!宿題は出ません。

この情報を見て、どんぐり倶楽部をされている方なら、もうお気づきですよね??

そうなんです。糸山先生の理論の「させない教育」と同じ事が、きっちり宮本算数教室でも制限されているんです。
しかも、週に1回の授業スタイル。どんぐりは、週2問まで という制限がかけられていますよね。

もう一つ付け加えると、宮本算数教室の授業は、答えを生徒に
一切教えないスタイルで、これもどんぐりと全く同じ!。


宮本先生も糸山先生も、塾講師として小学生を教えてきた経験の中で、成績が伸びるポイントは、授業以外の部分(家庭の生活)にも大きく関係すると気付かれたのだと想像します

宮本先生は、塾の生徒に守らせるだけでいいので、感覚的には気付いてられるが、方法論化もされてないので、表だって参考御書などに記載はされていません。

そこを糸山先生は、家庭の生活が大事という点にフォーカス、発展して理論化した所がすごい!
さらに、どんぐり理論は、文章を絵で描き、9才までに具象思考から抽象思考へと導くという理論まで発展されているのがスバラシイです。

この方法論であれば、
要は宮本算数教室では、落ちこぼれて退塾する生徒であっても、どんぐりでは人を選ばなず、落ちこぼれも出さない。
塾さえいかずに、経済的で誰でも始められますし。

強育ドリルも、宮本先生のユーモアが感じられる、良い問題だと思います。
ただ、購入して子供にさせる親の大多数は、ゲームもして、宿題もして、週に何度もする・・・というような
宮本先生の教室でしている環境とは、全く違う環境で使われるんだろうな・・・と想像できます。

もちろん、レベルの高いライバル、授業の緊張感 などは、教室でしか味わえないのですが、それ以外にもこういう環境面への理解が、成果への差となって現れるのではないのかな・・・と私は感じました。

私も、糸山先生の「させない理論」は、すぐには理解が出来ませんでした。
しかし、多くの子育てブログ、知育ブログを拝見していて、「させる」事に重点を置きすぎることが、いかに危険やデメリットも多いことなのかを知る事が出来ました。
(継続されていない、子供がストレス抱える、過保護で自立できてない など、過剰に「させる教育」のブログは、私の子供が、中学生や高校生になった際のロールモデルとは異なる結果が多かったです)

「させない教育」を教わった事が、私の教育価値観を大きく変えてくれたのは間違いありません。
どんぐり理論に感謝です。


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