教育方法を良いとこ取りすれば、ベストになるのか。

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2014-08-05 12:29:26

自分への戒めとして記載します。

多くの親、特に早期教育に熱心な親は、色々な教育方法を模索する時期があると思います。

そうすると、色々な情報が、教育ママさんには入ってきますので、自分が子供に与えていない分野の教育であれば、すぐにプラスして与えるのではないでしょうか。

教育子育てブログなどで、多く紹介されているのは、どの教育方法が良いという全体的な理論については少なくて、数学の参考書はこれ、英語育児の使用教材はこれ。などと、ポイントポイントでの情報が非常に多いと感じます。
さらに、それをどう組み合わせるのかが、ブログ主の記事の多くを占めます。
要はブログ主の自己流なのですが、自分が考えた組み合わせにより、どのような教育になるのか・・・という成果の部分には、100% ブログ主の子供が紹介されており、まだ小学生か中学生の段階で、スーパーキッズとして紹介されているのです。

それで、その方式を信じて、どんどん真似していく方が多いように思います。

ですが、ちょっと待って下さい・・・・。たった一人の成功例?で、それは正しいと証明されるのでしょうか?

ましてや、小学生の段階の成績でなんか、その子供の人生に与える影響なんてわかりますか?
私は子育ての結果を、どこの大学に入ったかでは判断しませんが、
成績で問うなら、小学生や中学生の時点ではなくて、せめて高校生、大学での成績で判断したいです。

たまたま、その子が出来るようになったかもしれないし、原因と結果と因果関係なんか 一人の小学生の成績では証明できないでしょう。

そうすると、やはり教育について理論を論じるには、長期的に子供の成長を見ることが出来る、学校や塾の先生、教育評論家などのプロが考える教育方法を取り入れるほうがベターということなのですが、これがなかなか、具体的な方法は書かれていないことが多いので、あまり参考にならない事が多いんですよね・・。
だから、素人であるママさんの経験談を参考したいと、人気が出るのでしょうが。。。

私は、長期的な成長を重視してますので、参考にするのは、中学生や、高校生が通う塾、しかも個人塾の先生が記載されているブログを見ています。

まだ娘は2歳なので、参考にもならないのですが・・・それでも個人塾の塾長さんは、大抵 大手の進学塾で10年以上 子供達を教えてから、地元で塾を運営されていることが多いので、伸びる子供の傾向を経験則で分かられているだろうと思っており、ブログなどで紹介される事も多いです。

その結果、大抵 小学校の成績は、高校生では大した問題ではないと思っておられる塾先生が多いというかほとんどなので、
デンマークの小学校ではテストさえ行わないってほうが、効率的なのでは?と思ってしまいます。
だって、結局は 中学高校の成績とは正比例しないのですから。(少し極論ですが)


もう1点、良いところ取りをすれば、ベストになるか??という疑問がいつも私にはあります。
これは、日本人の特有的な性質なのかしりませんが、良い所をつまみ取りして、すべて取り入れようとするという習性があると思います。

でも、これはベストにはならないと思います。

ダイエットに例えてみますが、りんごダイエットと、玄米ダイエット、炭水化物ダイエット、加圧ダイエットなど、全部やっちゃおうと思うような発想に似ている気がするんです。

大抵は、息切れして継続しないと思います。


それと、私が以前テレビで、中日ドラゴンズの投手 山本昌さんの特集を見て、その考え方に感心いたしました。

それは昌さんは、2013年は不調に終わり、打開策にシーズンオフにカットボールという、大リーグでも流行の変化球を練習してきました。

素人目には、十分に試合で使える玉に仕上がっており、現にオープン戦では谷選手を 新球のカットボールで三振に打ち取るのです。
ストレートと同じモーションで、手元で最後に少しだけストーンと落ちる玉は、素人目でも、強力な武器になるのは間違いないと思いました。
今まで対戦してきた選手も、新球があると思うだけで、ストレートも迷いが生じますので、本番での新球使用は間違いないとさえ思いました。

ところがです。48歳のベテラン投手、山本昌投手は、この結果を持っても逆に 新球は使わないと言うのです。

それは、カットボールでは手首の使い方が、ストレートとは大きく違うため、投球の軸となるストレートへの影響と考えて、今季は封印するとの判断でした。

この判断に、私は衝撃を受けました。だって、山本昌投手は、元々剛速球投手ではありません。(ただ、キレがあり、回転数などが多い投げ方で、スピードガンの数字よりとても早く見えるストレートを投げられます)

そして、成績が振るわない2,3年を過ごしたら、新球を修得したら、精神的にも新球に頼ってしまうと思いませんか?

そして、新球のコントロールや精度が問題ではないんです。

それは、山本昌投手の経験則から来た判断でした。
山本昌投手は、現役最長という長い選手生活のなかで、他のピッチャーが
新球を覚えて使い始めると、初めは良くても段々と投球の軸となるボールの威力が落ちて、結局は 自分の武器をなくしてしまう事態を何度も見てきたそうです。
そして、元に戻そうとしても戻らなくなり、選手生命を短くしてしまうケースを何回も見てきた事。

だから、少しでも、現在の投球フォームの軸となる、ストレートに影響する可能性があるだけでも、新球を継続して投げる事はできないと仰っていました。

これを見て、山本昌さんが、48歳まで現役を続けれる理由の一つがわかりいました。
慎重な事と、自分の軸がぶれない事です。

新変化球の良い部分だけではなく、デメリット部分も十分検証して、慎重に慎重に検証するんです。
そして、危ない橋は渡らないんです。

大分脇道にそれましたね。
さて、多くの方の教育についてはどうでしょうか。

中軸の軸となる教育理念を持たずに、良いと思ったものは、慎重に
検証作業を十分行わずに、何でも取り入れてませんか。

新しい事をする時に、良い面だけでなく、デメリットや他の弊害(思考力がなくなるなど)も考えていますか。

明確な子育てになる中心的な理論があるならば、自然と デメリットのあるものは排除するでしょう。本人は気付いていなくても、感覚的に除外している事も多いと思います。

ただ、中心になる軸(理論)が存在しなければ、良いとこどりと称して、メリットとデメリットが混在して、子供も親も混乱するだけではないでしょうか。

親が、水泳やダンス、運動と 色々な習い事をさせるのも、同じです。

中心となる価値観や軸を大切にして、じっくりと構えるほうが良いと思いませんか。

とえらそうな事を言っている私も、ブレまくってた本人です。。

そしてどんぐり理論に出会いました。

ぶれない教育をする上で「どんぐり理論」は大きな役割を果たしてくれると確信しています。

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