どんぐり倶楽部、デンマーク式教育に沿って「あえて大学受験を目指さない」子育て日記。
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2014-08-07 12:35:11
親子でベクトルが違っていたら、成功する確率はグンと下がるという話
次ぎは青年期編です。
これは私の実体験でお話します。
みっともない話なんですが少しお許しください。
私は 父との確執がすごくある人間です。
父は 子供の私に対しては、親の意向に子供は従うべきと 未だに思っており、すべての言動に表れています。
要は 自分の価値感や意見を息子には強制し、従うのが当たり前と考えている人です。
そういう父を持つと、面白いもので結果は全く逆となります。
私はいつからか 父の意見を全く聞かなくなり、どちらかというと 逆のことばかり意図的にするようになります。
そう、全く言うことを聞かない人間に育ちました(笑)
しょっちゅう言い争いをする中で(現在進行形)
気付く事があります。
例えば、何か 行動や判断するときに、父と私で方法が異なるとします。
心の広い人なら、勝手に私に行動させるのでしょうが、父は、私が行動する前に、自分のやり方を行えと命令してきます。
すると、家庭内に ある物事に対して、ベクトルが違う2人がいる事になるんです。
そして、方法に対して ベクトルが違っているのを、証明するためには、どちらかが失敗しないと証明できないと言うことです。
父が、自分のやり方が正しいと思っている。私のやり方では問題があると思っている。
だから、父的には、自分の意見を証明する=子の失敗になるんです。
これは結構強烈でして、高校生の時なんかは、言葉の呪縛から逃れられずによく失敗しました。
父は、言ってないと思うでしょうが、自分が正しいと説教してるだけのつもりが、私に失敗しろと言ってるように私の脳は理解してしまうんです。
スポーツの世界で、イメージトレーニングが大事と言われますが、それは要は脳に成功体験を植え付けるって事です。
私には、いつも 失敗しろという呪文が聞こえてくるようでした。
皆さんにもわかるように会社の同僚とか、ライバル関係で説明したほうがわかりやすいかもです。
同じ会社内に、ライバルの派閥やチームがいたとして、ライバルが失敗したら喜んでしまうって光景、見たことありますよね?
同じ会社内で、そんな事してる場合じゃないのにね。
私は、こういう場合も、ベクトルを合わせるのが本当に大事だと思っています。
要は失敗を願うような人が、同じチームにいてはいけないんです。
後から説教するなら結果に対してしてください。
自分が違うと思う方法で、誰かが何かをしようとしたときも、足を引っ張る事はせずに、とりあえず応援です。
そして、声をかけるなら
「自分は、違う方法が良いと思うが、その考えをひっくり返すくらい成功してみろ!」がベストでしょう。
声をかけられたほうも、よーしやったるぞ!となりますよね。
で、成功したら、それはそれでいいじゃないですか。自分の価値や判断が絶対なんてありませんから。
そして、失敗したら、相手も自分の言うことに気持ちよく従うでしょう。
こういうのが健全なベクトルの方向が一緒だなーと思う時です。
成功確率も上がります。
親子関係や、社会に出てからの妬みの足の引っ張り合いなど、自分の主張の正しい事を、他人の失敗で証明する・・・ベクトルが反対向いている人が本当に多いと思います。
失敗を願うより、とりあえず経験させてみるのが、何より重要だと思います