「あえて大学を目指さないとした訳

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2014-08-05 15:45:42

私は 「第3の教育」を読んで感銘を受けたのはこの記事の記載のとおりです
日本の受験のための知識偏向型の教育ではなく、デンマーク式の探求型ともいえる教育を、自分の子供には与えたいと思いました。

ところが、第3の教育を実践されているラーンネットグローバルスクールの情報を調べるときに、無意識にしていた行動があります。

それは、卒業生がどこの大学に入っているか・・・という事でした。

知識偏向型から探求型学習へ転換するぞっと意気込んでいた私が、無意識に偏差値的な基準で良し悪しを判断しようとしているのに気付いた瞬間です。

その時、親である自分自身の価値観を変えないと、いくら子供に 探求型学習を与えたとしても、その根本の価値観に「良い大学に入るのが良い」~という無意識的なメッセージを子供に与えてしまうと思いました。

私の言ってる事が建前だけであれば、その矛盾に子供は気付いて、どちらに従ったらいいのか迷うでしょう。

デンマーク型の教育で私が惹かれているのは、子供がやりたい事を、将来自らが決めた道を進む事により、仕事にやりがいを感じる、幸せを感じるという点です。

そもそも、偏差値の高い大学から受験するという価値観は、デンマークにはありません。本人がやりたい事を学習するのに選んだ大学が一番ベストと考えるのです。

さらには、デンマークには、中学受験と高校受験が そもそもありません。定員オーバーの時は、抽選になるそうです。。

理由は、受かった人よりも落ちた人に、不得意感を造ってしいまうという理由だそうです。

要は、青年期の成績なんか、学校が興味を示さないというスタンスです。

これってすごくないですか?

出来る事を優先するのではなく、本人がやりたい事を優先して進路を決めれるようなシステムだと思います。

長年にわたって親から刷り込みされた古い価値観を、脱するのには、
意外に苦労しますね。

そして、私自身の価値観を変換する事を肝に銘じる為「あえて大学を目指さない」とブログの副題に付けました。

良い大学に入れば幸せが来るのではない、子供が、やりたい事を実現するために必要な学習が、大学でしか受けられないのであれば、大学を目指せばいいと思います。

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